またもややってきました
ホルモン治療勉強の回
今回はホルモン値の検査項目についての解説です。
FTMの男性ホルモン治療に関しては色々まとめた記事があるので
女性ホルモンの説明や男性ホルモン注射の内容については
こちら読んでもらえると詳しくわかると思います。
今回血液検査項目の話なんですけど
大体脳みその話になると思います←
覚悟してね〜
それではご〜。
- 薬剤師歴10数年
- LGBTQブロガー
- 未治療で埋没経験有
- パートナーと結婚式を挙げ
マイホーム購入経験有
FTM 液検査項目のLH・FSHって何？
簡潔にいうと
視床下部から命令されて
脳下垂体前葉からでる性腺刺激ホルモン
因みに視床下部・脳下垂体の位置はここ↓
（向かって左向きの資料）
・・・
それでは行きます。
FTM 血液検査項目のLHとは
LH・・黄体形成ホルモン
つまり
女性ホルモンの
黄体ホルモンを形成するホルモン！
ややこしｗ
つまりこのLHは黄体ホルモンの分泌を
促進させるホルモンです。
因みに黄体ホルモンとは別名プロゲステロン
その黄体ホルモン（プロゲステロン）の役割は
子宮の環境を整え、妊娠しやすい状態にする事です。
血液検査LHの基準値
通常女性では妊娠に関わるホルモンのため
それぞれの過程で変動が激しく
卵胞期1.8〜10.2
排卵期2.2〜88.3
黄体期1.1〜14.2
閉経後5.7〜64.3
（単位mlU/ml）
いきなり〇〇期を説明なしにぶち込みましたが
見てほしいのは
閉経後の数値。
実質閉経後のような状態になるので
幅は広いですがこの数値内であれば
GID治療におけるLHの正常値と言えるでしょう。
いや、本当幅広すぎ
強いて言えば下限が違うか・・
FTM 血液検査項目のFSH
FSH・・卵胞刺激ホルモン
つまり
女性ホルモンの
卵胞ホルモンを刺激するホルモン！
ややこしｗパート２
・・？刺激ってなんやねん。
って思うでしょう。
成熟した卵胞（子宮内）を刺激して
卵胞ホルモンの産生を促進させるため
この命名に・・！
因みに卵胞ホルモンとは別名エストロゲン。
その卵胞ホルモン（エストロゲン）の役割は
女性らしい体を作る。排卵、月経を起こし妊娠に必要な子宮の環境を整える事です。
つまりこやつが働けば働くほど
女性らしい体にはなるし
月経も来るってこと？
っておもいきやそういうわけでもない。
次の基準値で説明するよっ
血液検査FSHの基準値
こちらの数値も妊娠、生理に関わってるので
変動が激しい
卵胞期3.0〜14.7
排卵期3.2〜16.7
黄体期1.5〜8.5
閉経後157.8以下
（単位mlU/ml）
閉経後の基準値の方が
めちゃめちゃ高い〜
このメカニズムを説明すると・・
閉経前
脳：卵胞ホルモン出して欲しい〜
⇒FSHを使って卵胞を刺激して出すぜっ！
⇒卵胞ホルモンでる⇒脳満足ｗ
⇒FSH使うのやめる
閉経後
脳：卵胞ホルモン出してほしい〜
⇒FSHを使って卵胞を刺激して出すぜっ！
⇒卵胞ホルモンでない⇒脳不満！
⇒もっとFSHだしてやるっ⇒FSH↑
てな感じ！！
これがGID治療している人だと
二段階目の
『FSHを使って卵胞を刺激してだすぜっ！』
の段階で
刺激する卵胞がねぇ！！
ってなるので
特に卵巣摘出後は高くなると思われます。
この原理で脳の不満が募った状態が
更年期の症状を起こしてると言われているので
LHとFSHが高めの場合は
更年期障害を起こしてることが考えられます。
FTM 血液検査項目のLH・FSHのまとめ
LH・FSHが何ものか
分かりましたかね・・？
結果、GID治療において更年期障害に
めっちゃ関係あるホルモンですね。
かといってGID治療中（FTM）に
女性ホルモンを補う
更年期障害の薬を飲むわけにも
きっといかないでしょうし
ホルモン治療をやめよう！
ともならないですよね。
LH・FSHが高くなる要因として
- ストレス
- 不摂生で臓器に負担をかける
- 加齢
などがあると言われています。
加齢はどうしようもないので←
ストレスと不摂生を可能な限り避けましょう〜
世の中ストレス社会だけどね←
因みにLHですが
男性にはこの呼び方のホルモンはなく
同じホルモンのくせに
男性だとICSH（間質細胞刺激ホルモン）
といいます。
シビアな意見だと
LHって項目見るだけで
マジ嫌悪感。
ていう人・・
そんな人いないか。
以上
FTM ホルモン治療の血液検査項目のLH・FSHって何？［GID治療］
でした〜
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