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【FTM】男性ホルモン注射の副作用でリスクが高くなる病気

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前回に引き続きやってきました勉強回。

前回を見ていない方は見てもらえるとスムーズに
今回記事みれると思われますので是非〜

今回は男性ホルモン注射の副作用でリスクが高くなる病気

  • 骨粗鬆症
  • 肝機能障害
  • 脂質異常症

の3つの病気について
今回機序、解説、予防方法など書いていきます。

男性ホルモン治療を検討している方や
実際男性ホルモン治療をしている方の参考になればと思います。

この記事で分かること

男性ホルモン注射の副作用によって起こる
・骨粗鬆症のメカニズムと予防
・肝機能障害のメカニズム
・脂質異常症のメカニズム

この記事を読んでほしい人
  • ホルモン未治療のFTMさん
  • ホルモン治療中のFTMさん
  • パートナーがFTMさん
この記事を書いた人
あー。
  • 薬剤師歴10数年
  • LGBTQブロガー
  • 未治療で埋没経験有
  • パートナーと結婚式を挙げ
    マイホーム購入経験有
目次

男性ホルモン注射でリスクが高くなる病気①骨粗鬆症

まずは有名な骨粗鬆症。

通常の骨のサイクル

骨のサイクルってなんやねん。
って思う方もいると思うのですが、

実は骨って

骨作る骨できる骨壊す骨作る骨できる骨壊す・・・・・∞

の繰り返しなのです。

骨粗鬆症メカニズム

先ほど説明した骨のサイクル。

骨作る骨できる骨壊す骨作る骨できる骨壊す・・・・・∞

このバランスが崩れると骨粗鬆症になります。

バランスが崩れるというのは
骨作る骨壊すとなることです。

つまり、作った骨以上に骨を壊し始めるということです。

男性ホルモン注射の副作用でなぜリスクが上がるのか

FTM×知っておくべき女性ホルモンの知識でも記載していた

エストロゲン
役割:女性らしい体を作る
排卵、月経を起こし妊娠に必要な子宮の環境を整える。
皮膚や骨の健康、感情、自律神経の働きにも関与する

が関係しています。

男性ホルモン注射をするとエストロゲンの生成能力が低下します。

このエストロゲンは普段、骨に関していうと

骨作る骨できる骨壊す骨作る骨できる骨壊す・・・・・∞

「骨壊す」抑制しているのです。

なのでもともとエストロゲンが正常にある場合は
バランスよく、このサイクルしている骨の過程が

エストロゲンが減少することによって、骨を壊しすぎて
骨を作る作業が間に合わなくなるのです。

男性はエストロゲン少ないんだから純男性の方が
骨粗鬆症多いんじゃないの?!

って話なんですけど。

気を落とさないで聞いてくださいね。

もともと、もう、生物学的にの時点で

骨格が違うのです。

男性の方が骨格が良く、たくましくできているため
カルシウムを蓄える能力とでもいいましょうか・・
骨を長く頑丈にできるシステム構築がされやすいのです。

逆に

女性の方は骨格が男性に比べると華奢なので
歳をとるにつれて骨が弱くなりやすく、なおかつ
エストロゲンが正常に働いていた時の骨を壊すのを
抑制してくれていた機能が

ガックンと落ち

いや、そんな急に骨壊されても作るの間に合わんよ?

ってな感じで

骨粗鬆症になりやすいのです。

男性ホルモン注射をしている年齢にもよりますが
骨を壊すのを抑制してくれていた機能が

ガックンと落ちる事は必至なので

骨を丈夫にしていく努力が必要ですね。

骨粗鬆症の予防は何すれば?

骨と言えばカルシウム
ですがそれだけでは十分とは言えません。

ここで2つのビタミンが登場です。

予防するには・・・
・カルシウムの吸収を良くするために活性型ビタミンD3を摂取する。
・骨を作る作業を促進させるためにビタミンK2を摂取する。

活性型ビタミンD3を摂取

いいサプリがあったら紹介したいところなのですが、
自分が使わないサプリの紹介はできないのでサプリ以外でお伝え。

ビタミンD3を含む食品→動物性食品(魚肉、レバー、鶏卵など)

もともと人の皮膚に含まれているプロビタミンD3というやつを
活性型ビタミンD3に変換すること。

変換するには

日光浴が必要。

日光に含まれてる紫外線(UV-B)によって活性型D3が作られるので
日光浴だけでも予防になると言えます。(因みに有害なのはUV-A)

ただし、UV-Bは服やガラスなどは通過できないので(日焼け止めもNG)
注意が必要です。

日本で定められてる1日のビタミンDの成人の耐用上限量は100㎍と
設定されていて

何で上限あるの?

って話なんですけど
ビタミンDは脂溶性ビタミンで体外に出しにくく
この脂溶性ビタミンに関しては
過剰症(高カルシウム血症など)があるからです。

ビタミンDの1日の摂取目安は成人(男女問わず)で5.5㎍

とされています。

目安として
鶏卵の生卵1個➡1.5㎍
牛乳コップ1杯➡0.3㎍
豚ロース100g➡0.8㎍
鮭100g➡19.2㎍
さんま100g➡11.4㎍

ってな感じでほぼ耐用上限量は超えることはなさそうですが
これが全て活性型ビタミンD3になるわけではないので

食べたら安心

ってわけじゃないですからね。

日光浴大事!

2021.5追記

現在ビタミンDはコロナ渦でも免疫UPに効果があるなど
色々言われており、私が働く医療現場でも取り上げられ
その中でも『ワカサプリ』がおすすめとなっています。

その理由として『ワカサプリ』は製品原料・最終加工国まで管理しており

安心・安全!

なのです。

そしてたった1粒でこのサプリは25μgのビタミンDを配合しています。

目安より大分多いけど?!

と感じるかもしれませんが、最近の研究では

ビタミンDを1日に25μg摂取することによって
健康効果をしますことが分かってきているようです。

なので決まったサプリメントはないけど
気になっているという方には『ワカサプリ』をおすすめします。

60日分で2,484円。
1日40円くらいならありですな。

ビタミンK2を摂取

お次は、ビタミンK2

このビタミンは骨を作るのを促進させてくれるビタミン。

なんとビタミンK2は微生物(菌)がつくってるのです。

含まれてる食品はチーズ、納豆などの発酵食品。

ビタミンKはビタミンD同様脂溶性ビタミンですが過剰症は報告されていないとのこと。

ビタミンKの1日の摂取目安(男女問わず)は150㎍

とされています。

目安として
引き割り納豆100g➡930㎍
糸引き納豆100g➡930㎍
パルメザンチーズ100g➡15㎍

※これはビタミンK2ではなくビタミンKの量です。

ビタミンKは過剰症が報告されていないので目安量以上摂取しても
問題ない様子。

納豆に入ってるビタミンK量に驚愕。

納豆の1人あたりの消費量が多い県ほど、大腿骨頸部骨折(股関節あたりの骨)
の頻度が低い傾向にあると調査報告があるとのこと。

納豆すごい。

男性ホルモン注射でリスクが高くなる病気②肝機能障害

続いて肝障害について。

肝臓の役割

大きく分けて肝臓の役割は3つ。

  • 体に必要な栄養の貯蓄
  • 解毒と分解
  • 食べ物の消化に必要な液体を出す

です。

肝機能障害の種類

肝障害をざっと種類分けすると

  1. ウイルス性肝炎(A,B,C型肝炎)
  2. アルコール性肝障害
  3. 薬物性肝障害
  4. 自己免疫性肝障害

です。

男性ホルモン注射の副作用でなぜリスクが上がるのか

上で太文字で記した通り

薬物性肝障害リスクが高くなります

男性ホルモン注射や内服に限らずほとんどの薬が
肝臓で処理されてます。

男性ホルモン注射に関しては、
注射後に体内(肝臓など)でテストステロン(男性ホルモン)に変換され効果を発揮し
その後テストステロンは肝臓で男性ホルモン作用が弱いものに
変換され尿中に排泄されます。

肝臓めっちゃ使うね。

この男性ホルモン注射を繰り返すわけですが
その間にも風邪をひいたら風邪薬
お腹下したら整腸剤
気持ち悪かったら吐き気止め
寝れなかったら睡眠薬・・・

薬系の話だすと箇条書きが止まらん。

てな感じで他の薬を飲むとその分また肝臓に負担がかかるのです。

なので男性ホルモンをしていない人より
肝機能障害になるリスクは高いと言えます。

あ、だからと言って先生から処方された薬飲まない!
ってのは違いますからね!
定期的に血液検査は受けましょう。

ついでに・・

お酒をよく飲む人はダブルでリスク高いので
アルコール性肝炎のお話も!!

1日お酒どれくらい飲みます?

因みに純アルコール量が約40gを超えると肝障害が少なからずあると言われています。

アルコール量換算の目安
・ビール中瓶1本500mL(Alc5%)➡純アルコール量20g
・日本酒1合180mL(Alc15%)➡純アルコール量22g
・ウイスキーダブル60mL(Alc43%)➡純アルコール量20g
・ワイン1杯120mL(Alc12%)➡純アルコール量12g
・焼酎1合180mL(Alc35%➡純アルコール量50g

いつも飲んでるお酒の量見直しませう。

男性ホルモン注射でリスクが高くなる病気③脂質異常症

続いて脂質異常症について。

脂質異常症とは

簡単に言うとコレステロール値が高い症状の事です。

コレステロールには悪玉と善玉の2種類あって
それぞれ

・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
・HDLコレステロール(善玉コレステロール)

といいます。
そのほか中性脂肪の数値が高い場合も脂質異常症と言います。

基準値
・LDLコレステロール➡140mg/dl以上
・HDLコレステロール➡40mg/dl以下
・中性脂肪➡150mg/dl以上

男性ホルモン注射の副作用でなぜリスクが上がるのか

エストロゲンにはLDLコレステロールを低下させ
HDLコレステロールを上昇させる作用があります。

そのエストロゲンが男性ホルモン注射によって少なくなるので
脂質異常症のリスクは高くなります。

しかも

テストステロンはHDLコレステロールを低下させる作用があるので

ダブルパンチです。

食生活の原因もあるようですが一般的に
男性では40代をピークに、
女性では閉経後(60代)にLDLコレステロール値が高くなるようです。

皮肉にも体を女性化させる憎きエストロゲンが
色々病気を防いでくれているとは・・。

男性ホルモン注射でリスクが高くなる病気まとめ

今回は3つの病気について説明しましたが
なんとなく病気やメカニズムに対して腑に落ちてもらえれば幸いです。

そしてそこから

定期的な血液検査や

病気への予防対策など

するきっかけになればうれしいです|д゚)

そしてFTMさんをパートナーに持つ方も
彼の体の中で何が起きてるかを共有できたらこれまた幸いです。

因みに今では血液1滴で生活習慣病やがんのリスクをチェックできる
ようになってきています。

私が知っている所では
銀座血液検査ラボという所があり

検査キットが自宅に届いて
血液1滴を採取して送り返すだけで
3日後専用アプリで生活習慣病やリスクをチェックできる
という画期的な検査システムを導入しています。

現在ではPCR検査も受けることができ
その後医師への相談もできるシステムになってます。

もちろんかかりつけで検査をしてもらうに越したことはありませんが

  • 時間がない方
  • 病院での検査の雰囲気が緊張する方
  • なるべくクリニックや病院に滞在したくない方

には特におすすめです。

現在は本州と四国のみ対応とのことですが
興味がある方はぜひHPを除いてみてください。

銀座血液ラボ

以上「男性ホルモン注射の副作用でリスクが高くなる病気」でした(‘ω’)ノ

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